パーキンソンの運動その3(機能訓練) ストレッチ編.患者様に対するケア
パーキンソンの運動療法(機能訓練)その3です。
柔軟性を保つストレッチの紹介です。
まず始めに注意して頂きたいことは、パーキンソンの患者様は機能訓練のリハビリメニューを一生懸命やり過ぎない事です。
特にストレッチは筋肉がリラックスする事で 効果が出てきます。リハビリは健康な体の状態を維持するために日々行っていくものです。 病気の進行を遅らせようと必死にリハビリをする方が居ますが、やり方によってはそれがかえって逆効果になり進行を早めてしまう場合もあります。
体が気持ちいいと感じる程度のストレッチが有効的です。 決して痛いのを我慢して、ストレッチをしないように注意しましょう。 筋肉が常に緊張しているパーキンソン病の方には、このリラックスした状態でのストレッチがとても効果的に作用します。
このリラックスした状態でストレッチを行ない筋肉を伸ばす事でADLが良い方向に向いていきます。
パーキンソン病のリハビリは自宅でできるものが多いです(ケアその2参照)。リハビリの時間は、1日平均20~30分が適当。週に2~3回の頻度で、体調を見ながら行うようにしましょう。
また、特別な運動だけでなく、掃除・洗濯・料理・散歩などの日常生活も立派なリハビリです。ゆっくりでもいいので、できることは自分でするように心がけると良いと思います.
次回へ続く
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パーキンソンの運動その2(機能訓練)、患者様に対するケア
パーキンソンの運動療法(機能訓練)その2です。
これらは筋力を維持し関節の動きを良好に保つための運動です。
機能訓練は、お薬が効いている時に、無理をせず、自分に合った運動から行い、徐々に回数を増やしていくことが良いでしょう
1、両頬をふくらませます、その後片方ずつ行ないます。
2、口を開けたり閉じたりします
3、口を左右に動かします、への字口の様に
4、目を開けたり閉じたりします
5、額にしわをよせます
6、舌を出して左右に動かします
7、首を左右に動かします
8、首を前後に倒します
9、手を握ったり開いたりします
10、指を広げて手首を回します
11、机や机に手を付いて背筋を伸ばすように反らせます。
12、両腕を上げて背筋を伸ばします
13、床に仰向けになり足を挙げ自転車をこぐように足を動かします
14、両足を曲げて左右にひねります
15、机や机に手を付いてふくらはぎやももの裏を伸ばします
16、机に手をついて立ったりしゃがんだりします
17、手足を大きく動かし号令をかけながらその場で足踏み歩きます
18、床に横断歩道の様に印をつけてそれをまたぐようにして歩きます。
文字だけだと分かりにくいかも知れません、その場合は担当のマッサージ師に聞いてみてください。
この他にもいろいろなやり方が有りますが身体の機能を維持回復させるために、毎日の生活に機能訓練を取り入れることが重要になります
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