2015年07月31日

リウマチの寛解。継続することの重要性

昔のリウマチ治療は、薬で対処療法的に炎症や痛みを抑えたり、悪くなった関節部位を手術で取り除く位しか方法がありませんでした。

しかし、生物学的製剤などのすぐれた治療薬が開発されて、炎症や痛みを抑えるだけでなく、病気の進行を遅らせ関節が破壊されないように防ぎ、患者さんのQOL、生活の質を高める治療ができるようになってきています。

現在では、こうした薬を使った治療(薬物療法)を中心に、運動やリハビリテーション、などを、必要に応じて組み合わせて治療を行うのが一般的の様です。
最近のリウマチ治療の主流は、リウマチの活動性に対応しながら、寛解(かんかい、症状や検査の数値が落ち着いて安定した状態、完治したという訳ではない)を目標に日常生活を維持向上していく治療をしていきます。

いったん様々な治療によって寛解に入った後も、寛解を維持する為の薬物療法、運動やリハビリテーションを継続することが大切です。
寛解に入った途端に薬やリハビリを減らしたり生活リズムを変えたりすると、また再発をする可能性が高くなってしまいます。
寛解が長期間続く場合には、薬の減量や中止ができる場合も有るようですが、自己判断せず、主治医の先生とよく相談するのが一番です。

カテゴリー:リウマチ
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