2016年02月29日
リウマチの患者様の関節保護の為の環境作り
関節の痛みや変形は、患者様の日々の生活の中で動作の反復によって進行したりします。個々のリウマチの患者さんがなりやすい変形を予防するために必要な関節保護の手段を患者さん自身が工夫し、日常生活で気をつけていくことが大切です。
例えば、指を小指側に捻る動作をなくすために、蛇口やドアノブに長柄のレバーを取り付けて回しやすくする、
ソファーとテレビの位置を変えて体や首が捻れた状態で見ないようにする、
荷物を運ぶ時には前腕で支えて持つ
などの動作を習慣付ける必要があります。また、関節リウマチでは、
頭を支える頸椎が亜脱臼を起こしていることがあり、その場合には枕の高さを低くする、
起き上がりの際などに首に負担をかけないようにゆっくりと行うこと、
などの注意が必要です。 関節リウマチは一生付き合う病気ですので、専門の医師や療法士の指導を受けて機能の低下をできるだけ抑えるようにしていくことが大切です