2014年12月10日

持病の管理や生活習慣病の予防がアルツハイマー病の発生を抑制する、その1

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持病の管理と生活習慣病の予防がアルツハイマー病の発生を抑制する

アルツハイマー病は65歳以上から発症する事が多い病気です。ですが予防は40代の頃から意識した方が良いと思います。

何故ならアルツハイマー病の発症要因の一つは生活習慣病と関係しているからです。

脳にβ(ベータ)アミロイドという異常なタンパク質が蓄積し、神経細胞内にタウタンパクがたまり、神経細胞が死滅することで発症すると考えられています。ですが、なぜ蓄積するかは今の所分かっておらず、難病の一つです。

進行すると脳が萎縮するので、MRI画像で見ると脳実質がスカスカになってます、それと体質的にβアミロイドが蓄積しやすい人がいて、糖尿病や高血圧、脂質異常症があると、さらにβアミロイドたまりやすくなるようです。ですから40代からの生活習慣病を管理することでアルツハイマーの発症を抑制できるのです

通常であればアルツハイマーの症状はゆっくり進行しますが、個人差が大きく生活環境、健康状態で急に進行したりもするので周りの方がケアしていくことが大切です。中等度以上になると徘徊(はいかい)も見られるのでそれを防ぐためにも早期発見、生活習慣病の予防をしていきましょう。

今は脳の血流を調べるスペクト(脳血流画像)や脳脊髄液検査でアルツハイマーに進展する可能性を調べることも可能です。

軽度認知機能障害の高齢者も年々増えて約400万人以上いると言われていますので他人ごととは思わずに注意していきましょう。

 

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