認知症に対する療法その2 【コラージュ療法、塗り絵療法、その他】
塗り絵療法、小さいころ行っていた塗り絵の大人版です。見本があるのでその通りに塗ることで誰でも絵を描く楽しみを実感出来ます。集中力や色の判別、手先の器用さ、等色々な部分の脳領域を使うので、精神が落ち着き、加害行動が減ったという報告も有ります。
コラージュ療法 コラージュとは「貼り絵」のことで、既存の写真の切り抜きやキャッチコピーを、画用紙に自由に貼るという点で塗り絵療法との違いが有ります。張るだけですので障害のある人にとっても負担の少ない方法です。コラージュ療法は、抽象的思考力が障害されて、白い紙に自由に絵を描くことが困難となって来た認知症患者にも有効です。。
陶芸療法 陶芸療法は、自由に土いじりをすることで情緒の落ち着きを図る療法です。次第に形を作り、ロクロ形成、手捻り、釉薬(ゆうやく:うわぐすり)掛けなどを行う過程で他者とのコミュニケーションを図りながら、情緒の安定、問題行動の減少をはかる療法です。
園芸療法 花や野菜を育てて、それを栽培することで、精神の安定を得る治療法です。 土や草花などに触れることで、精神が安定し、花や野菜を育てる過程で、本人に責任感や満足感が得られ、植物が成長する喜びを分かち合うことで、周囲の人とのコミュニケーションや会話が促されます。
化粧セラピー 女性はきれいになることで、意欲がわき、生活に張りが出てきます。他者とのコミュニケーション能力の向上が期待できます。ほお紅と口紅を塗るだけでも違います。自信や安らぎなどを得る治療法です。 リラックスしてもらうために顔を蒸しタオルで蒸した後に、ゆっくり時間をかけてマッサージをしたりもします。
アルツハイマー 予防法あれこれその2
飲料水中のアルミニウム濃度が高い、あるいはアルミニウム濃度の高い川の流域では、神経の病気が多いとの報告あります。
以前、腎不全で透析を受けていた患者さんに痴呆症が多発した時期が有りました。その原因は透析液に含まれるアルミニウムであったとの報告有り。
高コレステロール血症治療剤を飲んでいる人では、アルツハイマー病にかかる頻度が少ないそうです。
中年期に高血圧や高コレステロール血症があるとその後、アルツハイマー病にかかりやすい。動脈硬化を予防することがアルツハイマー病の予防につながる。
抗酸化物を含む食品の摂取が、アルツハイマー病の予防に有効。例えば、ビタミンEを飲んだアルツハイマー病の患者さんで病気の進行が押さえられた。日本茶(緑茶)に含まれるカテキンはアルツハイマー予防効果がある。
赤ワインに含まれるポリフェノール、アントシアニンがボケ予防に有効、ポリフェノールは積極的に摂取しましょう。
リューマチなどで抗炎症剤を飲んでいる人にアルツハイマー病が少ない。非ステロイド系消炎鎮痛剤を2年以上服用するとアルツハイマー病の発病率が最大80%減少するとの統計あり。
イチョウの葉エキスは活性酸素の発生をおさえ、認知症を改善する効果があると言われています。これはサプリで手軽に手に入ります。
エストロゲン(女性ホルモン)補充療法を受けている方ではアルツハイマー病を発症しにくい。
老化した脳の活性化、記憶力の回復に野菜や柑橘類に含まれる葉酸が有効。
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