2015年01月22日

認知症に対する療法その2 【コラージュ療法、塗り絵療法、その他】

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塗り絵療法、小さいころ行っていた塗り絵の大人版です。見本があるのでその通りに塗ることで誰でも絵を描く楽しみを実感出来ます。集中力や色の判別、手先の器用さ、等色々な部分の脳領域を使うので、精神が落ち着き、加害行動が減ったという報告も有ります。

コラージュ療法  コラージュとは「貼り絵」のことで、既存の写真の切り抜きやキャッチコピーを、画用紙に自由に貼るという点で塗り絵療法との違いが有ります。張るだけですので障害のある人にとっても負担の少ない方法です。コラージュ療法は、抽象的思考力が障害されて、白い紙に自由に絵を描くことが困難となって来た認知症患者にも有効です。。

陶芸療法 陶芸療法は、自由に土いじりをすることで情緒の落ち着きを図る療法です。次第に形を作り、ロクロ形成、手捻り、釉薬(ゆうやく:うわぐすり)掛けなどを行う過程で他者とのコミュニケーションを図りながら、情緒の安定、問題行動の減少をはかる療法です。

園芸療法 花や野菜を育てて、それを栽培することで、精神の安定を得る治療法です。  土や草花などに触れることで、精神が安定し、花や野菜を育てる過程で、本人に責任感や満足感が得られ、植物が成長する喜びを分かち合うことで、周囲の人とのコミュニケーションや会話が促されます。

化粧セラピー 女性はきれいになることで、意欲がわき、生活に張りが出てきます。他者とのコミュニケーション能力の向上が期待できます。ほお紅と口紅を塗るだけでも違います。自信や安らぎなどを得る治療法です。 リラックスしてもらうために顔を蒸しタオルで蒸した後に、ゆっくり時間をかけてマッサージをしたりもします。

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