2015年05月07日
リウマチ熱って?
「リウマチ熱」という病気があります、同じリウマチという単語が使われていても関節リウマチとは関係ありません。これはレンサ球菌という細菌の感染によって起こる病気です。
リウマチ熱は体の器官、とりわけ関節と心臓に起きる炎症で、レンサ球菌による、のどの感染症に合併して起こります。
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リウマチ熱は、レンサ球菌ののどへの感染に対する炎症反応です。
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関節痛、発熱、胸痛や動悸(どうき)、けいれんのような不随意運動、発疹、皮下のこぶ(小結節)などが組み合わさって発現することがあります。
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診断は、症状に基づいて行います。
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リウマチ熱を予防するためには、レンサ球菌によるのどの感染症が起きたら必ず、抗生物質で迅速かつ完全に治療することが最善の方法です。
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痛みを和らげるためにアスピリンを与え、抗生物質を投与して感染を抑えます。
リウマチ熱はレンサ球菌咽頭感染症に続いて起こりますが、感染症ではありません。むしろ感染に対する炎症反応です。体の器官で炎症の影響を受けることが一番多いのは、関節、心臓、皮膚、そして神経系です。リウマチ熱にかかった患者の大半は回復しますが、少数の患者は心臓に永久的な損傷を受ける事が有るので注意が必要です。
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