2016年04月26日

パーキンソン病の運動療法

パーキンソン病は、脳が出す運動の指令が筋肉にうまく伝わらず、なめらかな動作ができなくなってしまう病気です。これは、脳の黒質という部分の神経細胞が減ってしまうのが原因です。 この神経細胞は「ド-パミン」という神経伝達物質を作り、「ド-パミン」を使って体を動かす機能を調節する働きをしています。黒質の神経細胞が減るとド-パミンも減ってしまうために運動の情報が伝わらず、様々な症状が出てきます。

パーキンソン病には運動療法も欠かせません。「筋力をつける」「バランスを保つ」「ストレッチ」などの簡単な運動を継続的に行うことが大切です。うたを歌うのも有効ですよ

パーキンソン病の機能訓練 パーキンソン病は、体の動きが小さくなったりゆっくりになるので運動不足になってしまいます、体を動かさないでいると、全身の筋力や心肺機能にも衰えがでてしまいます。

こうしたことを防ぐには、パーキンソン病と診断されたら出来るだけ早く機能訓練、運動療法に取り組みましょう。早期から積極的に運動を行うことで、生活に支障のない状態を長く保つことができ、薬の使用量も最小限で済みます。また、運動はド-パミン神経の働きによい影響を与えるといわれています。 パーキンソン病の患者さんの機能訓練は

「体力を保つ為の有酸素運動」 「バランスや筋力を保つ運動」 「柔軟性を保つストレッチ」 「筋肉を解し柔軟性を維持するマッサージ」です。

機能訓練の効果を高めるために、自分で出来る運動は毎日行ないましょう。また、脳の神経を活性化させる効果を得るために、有酸素運動は20分以上続けた方が良いでしょう。

私達がお手伝いできることは

「バランスや筋力を保つ運動」

「柔軟性を保つストレッチ」

「筋肉を解し柔軟性を維持するマッサージ」

の部分です

次回はこれらの機能訓練をご紹介していきます。

もっと詳しいことはカテゴリー内のパーキンソン病をクリックして下さいね。

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